細胞を理解し、癌を理解する

今回はヒトの「細胞」について書いていこうと思います。
これを理解することが「がん」の理解にもつなっがっていきます。

まず、大きさを表現するための単位についてです。
100cm=1,000mm=1m
10cm=100mm=0.1m(10-1乗)
1cm=10mm=0.01m(10-2乗)
1mm=0.001m(10-3乗)
1μm=0.001mm(10-3乗)=0.000001m(10-6乗)
1nm=0.001μm(10-3乗)=0.000001mm(10-6乗)=0.000000001(10-9乗)
つまり、-3乗ずつ増加していきます。

1mm=1,000μm=1,000,000nm

ヒトの卵子:140μm
ヒトの細胞数:37兆個

この細胞の1つ1つに30億塩基対のDNAが含まれています。
螺旋1回転の長さ:3.4nm
螺旋1回転にある塩基対:10.5塩基対
つまり、ヒトの1つの細胞にあるDNAの長さは
30億塩基対/(10.5塩基対×3.4nm×2<父方と母方>)=2m

ヒト1人あたりのDNAの長さは
2m×37兆=740億km
となります。
太陽系の直径が100億kmなので太陽系約2週半分ですね。

ちなみに塩基対を構成するのは原子です。
1つの細胞(30億塩基対)に含まれる原子は1,000兆個と言われています。
つまり、ヒト1人あたりを構成する原子は
37兆×1,000兆個=3.7×10の28乗(穣)
星の数が10の24乗と言われていますので、3,700倍…

そしてヒトの細胞は、一回の増殖分裂過程で、父方、母方
それぞれ30億塩基対のDNAを、ほぼ間違いなく正確に複製(コピー)します。
正確には10の9乗に1つはコピーミスが起きます。
これは後ほど「がん」の項目で書いていこうと思います。

基本的には細胞1つにはDNAが入っている核があり、ミトコンドリアやリボソーム、ゴルジ体などの
細胞小器官(オルガネラ)が存在しています。
それぞれの細胞小器官には役割があります。
細胞をコピーして、その塩基配列の暗号を読み解き、その暗号に従ったタンパク質を作っていく、一連の概念をセントラルドグマと言います。
もう少しわかりやすくすると、遺伝情報は「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質」となっていきます。
核の中でDNAが転写(コピー)され、その暗号が翻訳されます。
核の外でその暗号からタンパク質が作られます。
つまり人間の体の中には宇宙があるようなものと私は思っています。

DNA複製の間違い(複製エラー)頻度

塩基対と水素結合

人のカラダの素粒子

細胞の大きさ


http://www.ige.tohoku.ac.jp/rinkai/kisozemi_higashitani.pdf
http://www.pet-net.jp/pet_html/treat/pet.html

投稿者: Kimura Tomohiro

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