健康食品ってよく聞くけど、何なの?

近年ではWHOをはじめ、日本国内でも第2次健康日本21などのさまざまな政策のもと、
健康志向がどんどん高まっています。
その中で、いわゆる健康食品の需要も高まっていき、
サプリメント市場は現在では1.5兆円にもの市場になりました。
メリットもある反面、健康被害などのデメリットもあります。
そこで今回は、健康食品について書いていこうと思います。

◆健康食品ってなに??
簡単に言ってしまえば、普通の食品よりも健康にいい、として売られている食品、です。
ほとんどの人が知っている健康食品やサプリメントという言葉ですが、実はその用語に行政的な定義がありません。
一般的に、健康食品とは「健康の保持増進に資する食品全般」が、また
サプリメントとは「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」が
それに該当すると考えられています。

◆厚労省発表による分類
①一般食品(機能性の表示ができない)
栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品といった表示で販売されている食品は一般食品です。
いわゆる「健康食品」と呼ばれるものです。
法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。

②保健機能食品(機能性の表示ができる)※1
1 特定保健用食品(トクホ)<個別許可制度>
健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、
「コレステロールの 吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。
表示されている効果や安全性 については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。

2栄養機能食品<個別認証制>
一日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、
その補給・補 完のために利用できる食品です。
すでに科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、特に届出などをしなくても、
国が定めた表現によって機能性 を表示することができます。

3 機能性表示食品<届出制>
事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。
販売前 に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。
ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたもの ではありません。

※1
保健機能食品制度は、「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、
特定の保健の目的が期待できる(健康の維持及び増進に役立つ)食品の場合にはその機能について、
また、国の定めた栄養成分については、一定の基準を満たす場合にその栄養成分の機能を表示することができる制度です。

③医薬品
④医薬部外品

◆食品の機能とは?
現在、この食品の機能は3つに分類されています。
第一次機能として「栄養」に係わる機能、
第二次機能として「嗜好」いわゆる美味しさに関する機能、
そして第三次機能として「生体調節機能」です。
この第三次機能が最近多く取り上げられている食品の機能性です。

第一次機能の栄養的機能は、食品の栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど)において、
ヒトの健康の維持・増進、成長発育に係わるものです。

第二次機能の嗜好的機能は、食品の味や匂い、見た目、歯ごたえといった、ヒトの感覚に対する機能です。
食品は薬とは異なり、いくら有効な栄養があっても、味や匂いなどが悪ければ(まずい)受け入れにくいものです。
また、「変な味がする」とか「色が変わっている」というように、食品の腐敗や異物の有無などを見分ける上でも、
この機能が重要な役割を果たしています。

第三次機能の生体調節機能は、体のいろいろな機能を調節する機能で、大きく6つに整理されています。
それは、循環系調節(血圧をコントロールする)、神経系調節(ストレスをやわらげる)、細胞分化調節(成長を促進させる)、
免疫・生体防御(免疫細胞を増やしたり、ガン細胞の発現を抑える)、内分泌調節(ホルモンの分泌を助ける)、
外分泌調節(消化酵素の分泌調節)というものです。これらは、生活習慣病の予防や回復など、幅広く作用します。
例を挙げると、最初に述べた温州ミカン、リンゴやお茶に含まれるポリフェノール類の抗酸化作用(生体防御)などがあります。
しかし、あくまでも食品ですので、食べてすぐ効くとか、食べたから必ず治るというものではありません。

食品や食材の成分表示や効果効能について正しい情報を集め、
自分にとって必要なものを必要なだけ摂取することで、
健康被害が少しでも減少していけば良いなと思っています。

投稿者: wpmaster

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