子供の学力はいつまでに決まる?

「子育て」に役立ててもらえればという思いで
「スキャモンの発育曲線」について書いていきたいと思います。

みなさんは「三つ子の魂百まで」という、ことわざを聞いたことありませんか。
幼い頃の性格は、年齢を重ねても変わらないという諺(ことわざ)です。
実は性格だけではなく、学力的な能力においても3歳まではとても大切な時期になります。

ヒトが生まれてから成人(20歳)するまでの4つの成長具合をグラフで示したものがスキャモンの発育曲線です。
20歳時点での発育を100(%)としたときの成長パターンを

一般型
神経型
生殖型
リンパ型

の4つに分類して表現しています。

一般型
身長や体重、筋肉、骨格などの成長を示したものです。
ヒトの身長や体重の伸びが大きくなるのは、生まれてすぐの時期と12歳頃の思春期と呼ばれる時期です。
また、一般的には女性の方が半年〜2年この第2次成長期が早いと言われています。
(私も昔、中学生のころは女性の発育は早いなーと思っていたことがありました)

神経型
脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長を示したものです。
神経系や感覚器系というのは、生まれてから早い段階で、大人と変わらないレベルにまで成長を遂げます。
3歳までに成人の脳の80%とも90%とも言われています。
つまり、子どもの脳はこの時期にもっとも成長しています。
新しい刺激(言葉や見たもの、触ったものなど)にたいして、どんどん新しい神経ができます。
そして、その後つかわなくなった神経は少しずつ衰退していきます。
したがって、出生後から一気に増加するこの時期に、いかにいろいろな刺激を与えてあげられるかが大切になります。
英語の聞き流し、子供への話しかけ、絵本の読み聞かせ、ピアノなどの音楽に触れさせる。。。

ちなみに幼児期の子供がご飯を食べるとき、手づかみで食べることはとても大切なことです。
歳をとると飲み込むことがうまくできなくなってきます。
その中には食べ物を小さくかみ切ることが苦手な人がいます。
食べ物をかみ切って、よく咬んで、飲み込む、当たり前にようにできることが
実は幼少期の手づかみで食べることの記憶と経験が影響しているのです。

生殖型
生殖器、乳房、咽頭(声変わり)などの成長を示したものです。
わかりやくいうと、男の子が男性らしく、女の子が女性らしく変化することです。
いわゆる思春期と呼ばれる第2次成長期に発達します。

リンパ型
胸腺などのリンパ組織(わかりやすく言うと、風邪などに抵抗する免疫力)の成長を示したものです。
小さい頃は、免疫力が弱いため、いろんな病気をしがちですよね。
しかし、年齢を重ねるごとに免疫力は高まっていき、
免疫力のピーク(最も体が強くて回復力のある時期)は思春期頃となります。
このときの免疫力は、成人期よりも遥かに高い状態です。
したがって、リンパ型の発育曲線は思春期に最も高くなり、そこから徐々に下がっていく形となります。

少し話はかわりますが、みなさんは手の甲(手のひらの表)に骨がいくつあるか知っていますか。
手根骨と呼ばれるこの骨は全部で8個あります。
そしてこの8個の骨はできあがる順番があります。

成長は個人差が大きく、年齢では客観的に比較することができません。
その為、骨の成長に注目した骨年齢などではかっていく方法があります。
つまり、手根骨の何番目の骨ができているかで、成長曲線のどのあたりに位置しているかを客観的に把握することができます。

種子骨:身長の成長ピークと一致か、その1,2年前
豆状骨:身長の成長ピークよりやや早い
有鉤骨:身長の成長ピークと一致することが多い

その他、女性の初潮(生理)は身長の成長ピークの半年から1年半後ころ、です
これは、歯医者では矯正の際に参考にしたります。
骨(身長)の成長がまだあるのか、終わっているのかなどを診るのに参考にします。
整形外科などでは長管骨に軟骨成長版が残っているかどうかで診たりもします。

もしピアノや指をつかうことを習わせるならこの前の時期までが良いでしょう。
なぜなら最後の骨ができてしまえば、手の柔軟性は大きくなることはないからです。

このように、子どもの成長にも科学的な根拠があります。
ぜひみなさんの子育てなどに役立ててもらえればと思います。

投稿者: wpmaster

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